外国人技能実習制度は、我が国が先進国としての役割を果たしつつ国際社会との調和ある発展を図っていくため、技能、技術又は知識の開発途上国等への移転を図り、開発途上国等の経済発展を担う「人づくり」に協力することを目的としております。
平成28年11月28日に公布され、平成29年11月１日に施行された外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律（平成28年法律第89号）に基づいて、新しい技能実習制度が実施されています。（引用元：厚生労働省）

１）お問い合わせ

お問い合わせ頂いた企業様に技能実習制度についてご説明を致します。実習生を受け入れることができる業種・職種・受け入れ人数には制限がございます。受け入れに関してのご希望などを詳しくヒアリングさせていただきます。また技能実習生の受け入れが貴社にとって最適かどうかについてもご相談させていただきます。

２）お申込み～現地選考（面接・試験）

受け入れのお申込みが決まったら、企業様のご要望を元に各国の現地認定送り出し機関と連携し実習生の募集を行います。書類選考で候補者を絞り、現地にて面接を行います。
現地に出向けない場合はオンラインで行います。

３）出国前教育

面接で採用された実習生は、現地の日本語学校で日本語を勉強します。
また日本の文化・生活習慣・マナーなどについても学び、実習生が日本に入国したときによりスムーズに日本の生活に慣れるよう事前に講習を行います。
この間、企業様と組合は実習生の入国に向けて準備を行います。「技能実習計画書」を作成し、外国人技能実習機構からの認定を受けます。認定後は入国管理局へ入国するための申請書類を提出し、ビザの申請等を行います。

４）入国

空港へ到着した実習生を、組合スタッフが出迎えます。
入国後に始まる講習中（約１か月間）に滞在する寮及び宿泊施設まで案内いたします。

５）集合講習

組合の研修センターで、約１か月間の講習がスタートします。日本語・生活習慣・日本文化・法的保護・マナー等を改めて学び、更には警察署や消防署にもご協力いただき交通ルールや火災訓練などの講習も行います。日本の環境で生活しながら、より具体的な講習を受け知識を身に着けていきます。

6）実習スタート

１か月間の準備期間が終了し、企業様へ配属となります。

７）技能検定を受験

技能実習生は入国して１年間は「技能実習１号ロ」という資格で実習をします。
２年目へと進む前に技能検定（学科・実技）を受けます。１年間の実習を終えて、２年目以降の技能実習を進めていくためには、技能検定試験を受けて合格する必要があります。

８）技能実習２号へ移行（入国２年目）

技能検定に合格した実習生は「技能実習２号ロ」という資格で残りの２年間の実習を行います。技能実習２号として更なる成長を目指していきます。
また３年間の実習終了前には上位級となる検定試験を受けて評価を受けます。

９）実習生の帰国

３年間の技能実習が無事終了し、その学んだ技能・知識を活かすため母国に帰国します。
現在、もっと技能を習得したい・日本で実習したいという実習生には、技能実習３号・特定技能の道が拓かれています。